ネコママ読書は図書館党です。
図書館の「ペット・ねこ」のコーナーをチェックしていると、猫の飼い方・育て方の本だけでなく、猫にまつわる物語の本が同列に並んでいます。
ある日、何気なく借りた黒猫が表紙のクレオという本。
これが号泣ものの大感動物語だったので、泣きたい人におすすめの本として紹介します。
クレオ -小さな猫と家族の愛の物語-
クレオというのはクレオパトラの略。美しい黒猫の名前です。
主人公は著者のヘレン・ブラウンさん。この物語は、ヘレンさんの実体験をもとにした自叙伝。
犬派で猫を苦手とする夫婦が、子供たちにせがまれて子猫と暮らし始め、人生が変わる。
そんな感じのお話だと予想してたんだけど、もっと深いストーリーでした。
この世で一番深い悲しみを乗り越えた話
「この世で一番深い悲しみ」って、なんだと思いますか?
私は「子ども」を「事故で亡くす」ことだと思います。親でも伴侶でもなく。病気でも自殺でもなく。
そのような絶望的な悲しみを(小さな黒猫が!)どうやって癒してゆくのか?
もちろん具体的なHowToは紹介されていないけれど、端々に共感するところがあり、取り立てて傷を負っていないはずの自分の心も癒された読後感。
若くして結婚
→離婚
→年下の彼と再婚
という話も出てきます。
序盤から泣き通しになっても良いって人にオススメです。
とくに、猫好きの女性には。
Helen Brown /ヘレン・ブラウン
公式サイト
→ https://www.helenbrown.com.au/
→ @helenbrownauthor
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猫の本